島の椿


 

 五島列島全体では実に900万本もの椿が自生していると言われており、その数は全国一と言われています。

 上五島だけでもおよそ680万本の椿が自生しており、早い物では11月から4月ごろまで綺麗な赤い花を島の至る所で見る事が出来ます。

 島の椿の歴史は古く遣唐使の時代に貢物として椿油が送られていたと記述があるほどです。

昔は各地区ごとに搾油をし、各家庭で天ぷら油などにも使われていました。


椿油の効果


椿油には80%以上のオレイン酸が含まれており全ての植物油の中で最も多くのオレイン酸が含まれていると言われています。


オレイン酸とはどういったものかと言うと、

  • 不飽和脂肪酸の中で最も酸化されにくく、
  • 体内では活性酸素と結びついて過酸化脂質をつくりにくい為に、動脈硬化や高血圧、心疾患などの生活習慣病予防改善に見直されている成分です。
  • また、皮脂の40%以上がオレイン酸の為、肌への刺激が少ないのです。
  • それだけではなく、不乾性油で蒸発しにくい為、肌や髪の保湿力に優れています。
  • そして、紫外線から肌を守る働きがあるとも言われています。



椿油の使い方


ヘアケア

  • ダメージが激しい時のヘアパック
    • シャンプー前に髪を濡らし椿油をたっぷりと髪に馴染ませ、地肌にも優しくマッサージをしながら刷り込みます。
    • その後濡れたタオル等を頭に巻き20分程蒸らします。
    • 最後にシャンプーとコンディショナーを通常通りに行います。
  • リンスの代わりに
    • シャンプー後のすすぎ湯(洗面器1/2)の中に椿油を3~4滴加え、よく混ぜてすすぎます。
  • 入浴後のケアに
    • 入浴後、タオルドライの後に椿油を数滴手に広げます。そして毛先等に馴染ませながらドライヤーで乾かします。この時椿油を付け過ぎと髪が重たくなってしまうのでご注意下さい。

フェイスケア

  • スキンオイルとして
    • 洗顔後、化粧水等でお肌を整えた後に適量を顔全体にゆっくりと包み込むように広げ馴染ませます。
  • オイルパックとして
    • 椿油を適量を手に取り、顔全体に馴染ませます。
    • その後蒸しタオルをパックするように当てます。

ボディケア

  • 入浴後、肌が乾かない内に全身や乾燥の気になる部分に適量を馴染ませます。

ハンドケア

  • 手や爪のお手入れに1~2滴をすり込むように馴染ませます。
  • アロマオイル等を混ぜてマッサージオイルとしてもお使い下さい。